加圧燃料タンク、このようなタンクの製造方法及び装置
专利摘要:
本発明は、特に加圧条件下で流体を貯蔵するタンク(1)であって、全体形状が円筒形であり断面が丸形のタンクに関する。タンクの長手方向軸線(2)の各端部は、金属製端部品(3,4)、各端部品を包囲しているライナ(6)及びライナを包囲する熱硬化性樹脂を含浸させた繊維で作られた構造用層(7)を有する。 公开号:JP2011505523A 申请号:JP2010533584 申请日:2008-11-13 公开日:2011-02-24 发明作者:オリヴィエ エシンジェール;セザール スタッチ;クロード ブラン 申请人:ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン;ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム; IPC主号:F17C1-06
专利说明:
[0001] 本発明は、加圧流体の貯蔵に関する。本発明は、特に、道路車両、例えば燃料電池型車両内への水素ガスの貯蔵に利用できるが、これには限られない。] 背景技術 [0002] この分野において、大量生産用のこのような車両における問題のうちの1つは、タンクの設計にある。というのは、これら車両に搭載される水素タンクは、700バールという程度の高い使用圧力を受け、ノック、偶発的衝突又は火災の結果を最小限に抑えるために厳しい安全上の要件を満たさなければならないからである。] 発明が解決しようとする課題 [0003] 例えば、車両を巻き添えにした事故においてタンクが損傷した場合又は火器から発射された飛翔体がタンクを貫通した場合であっても、タンクは、爆発することなく且つ著しく裂けることなく、その圧力を次第に放出することが望ましい。同じことは、車両の火災の結果としてタンク内に入っているガスの温度の上昇した場合に望ましい。] [0004] もう一つの目的は、このようなタンクを妥当なコストで、例えば、自動車用途にとって受け入れ可能なコストで工業規模において得ることができるようにすることにある。] 課題を解決するための手段 [0005] このために、本発明は、高圧下で流体を貯蔵する全体形状が円筒形であり断面が丸形のタンクであって、その端部の各々のところにその軸線に沿って金属製端部品と、端部品を包囲したライナと、ライナを包囲している熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の構造用層とを有し、各端部品は、ライナに当接した外側支承面を有し、支承面は非円筒形部分を有し、タンクの内圧は、端部品をライナにクランプする傾向を有することを特徴とするタンクを提案する。] [0006] 好ましくは、各端部品は、端部品の外面の非円筒形部分の環状溝内に配置されたエラストマーシールを更に有し、タンクの内圧は、端部品をライナにクランプし、シールを圧縮する傾向を有する。好ましくは、シールは、Oリングである。] [0007] 好ましくは、構造用層は、炭素繊維の層である。これ又、好ましくは、構造用層を包囲したガラス繊維の外側保護層を更に有する。] [0008] 好ましくは、構造用層及び該当する場合には保護層は、ライナに巻き付けられた繊維のテープから成る。 好ましくは、ライナは、厚さが3mm以下、好ましくは1.5mm未満のポリアミドで作られる。] [0009] 好ましくは、タンクの各端部に関し、構造用層の外部に位置していて端部品に固定されたシェルリングが端部品を軸方向定位置に保持する。 好ましくは、タンクの各端部に関し、フープ材がライナの各端部を端部品に半径方向にクランプしたままにする。 好ましくは、端部品の外径は、タンクの内径に実質的に一致する。] [0010] 本発明は又、高圧流体を貯蔵する全体形状が円筒形であり断面が丸形のタンク製造する方法であって、タンクは軸線回りにライナ及び構造用層を有し、方法は、 ライナを形成するようになった管内に金属製端部品を配置するステップと、 管の直径を局所的に減少させることにより管の端部を端部品の外形に合わせて付形するステップと、 熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の少なくとも1本のテープをライナに巻き付けてタンクの構造用層を形成するステップと、を連続して有することを特徴とする方法に関する。] [0011] 好ましくは、この方法は、エラストマーシールを、ライナを形成するようになった管に向いた状態で端部品の半径方向外面の環状溝内に配置するステップを更に有する。] [0012] 好ましくは、この方法は、端部品を覆って形成された管の端部周りにフープ材を配置するステップを更に有する。] [0013] 好ましくは、この方法は、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の第2のテープを構造用層に巻き付けてタンクの保護外側層形成するステップを更に有する。好ましくは、繊維の第2のテープは、繊維の第1のテープと組み合わされる。] [0014] 好ましくは、テープが巻き付けられている間、ライナと、端部品とから成るプレフォームの容積部内に内圧が維持される。] [0015] 好ましくは、テープが巻き付けられている間、ライナと、端部品とから成るプレフォームに軸方向トラクションが加えられた状態に維持される。 好ましくは、2本のテープは、ライナと、端部品とから成るプレフォームの軸線に関して実質的に対称に同時に巻き付けられる。] [0016] 好ましくは、巻き付けを実施するために、ライナと、端部品とから成るプレフォームをその軸線回りに回転させ、プレフォームは、端部品によって保持され、テープは、プレフォームの軸線に平行に動くことができる可動手段により案内される。 好ましくは、プレフォームの軸線は、巻き付け中、実質的に水平に保たれる。] [0017] 本発明は又、繊維のテープを断面が丸形で全体形状が円筒形のプレフォームに巻き付ける装置であって、 プレフォームの端部を保持することができる回転支持体と、 回転支持体をプレフォームの軸線回りに回転させる手段と、 樹脂含浸繊維テープを供給する供給装置と、 供給装置をプレフォームの軸線に平行に動かす手段と、を有することを特徴とする装置に関する。] [0018] 好ましくは、繊維テープ供給装置は、テープに液体樹脂を含浸させる装置を有する。 これ又、好ましくは、含浸装置は、少なくとも1つの液体カスケードを用い、少なくとも1つの液体カスケードは、テープがこれを通過するよう配置されている。] [0019] 好ましくは、含浸装置は、数個のカスケードを用い、数個のカスケードが、テープはこれがカスケードを次々に通過するような仕方で配置されている。] [0020] 好ましくは、テープは、テープをプレフォームに巻き付け可能に案内することができるアイレットを経て含浸装置から出る。] [0021] 好ましくは、回転支持体は、軸方向張力をプレフォームに加えることができる。 好ましくは、回転支持体は、ガス圧力をプレフォーム内に維持することができる。] [0022] 好ましくは、この装置は、繊維テープを供給する第2の装置を更に有する。これ又、好ましくは、第2のテープ供給装置はプレフォームの軸線に関して第1の供給装置と対称に配置される。] [0023] 本発明の他の特徴及び利点は、幾つかの好ましい実施形態の説明から明らかになる。] 図面の簡単な説明 [0024] 本発明のタンクの部分断面図である。 図1のタンクのライナを形成するようになった管の斜視図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法によるタンクの製造における種々のステップのうちの一を連続的に示す図である。 本発明の方法に従ってタンクを製造する装置の全体的構成図である。 図9の装置の詳細図であり、特にテープを含浸させる手段を示す図である。] 図1 図9 実施例 [0025] 図1は、軸線2を中心として断面が丸形で全体形状が円筒形のタンク1の断面図である。図1は、タンクの中間のところで途切れている。というのは、長さが直径と比較して非常に長い場合があり、例えば、10倍、20倍又は30倍以上だからである。タンクの各端部は、好ましくは金属で作られ、例えばアルミニウム合金で作られた端部品を有する。第1の端部品3は、タンクの入口/出口インターフェイス30を構成し、第2の端部品4は、タンクの端壁40を構成している。端壁4も又、当然のことながら、入口/出口インターフェイスを有するのが良い。複合壁5が一方の端部品から他方の端部品まで軸方向に延びている。この壁は、例えばポリアミド(ナイロン)で作られた内側密封層(一般に「ライナ」と呼ばれている)及び樹脂飽和繊維の構造用層を有している。ライナ6は、非常に厚いというわけでは全くなく、好ましくは、3mm以下、例えば1mmの厚さのものである。構造用層は、この場合、炭素繊維の層7で構成されている。この場合、ガラス繊維の外側保護層8が構造用炭素繊維層を保護している。炭素繊維層及びガラス繊維層は、樹脂、例えばエポキシ樹脂で飽和状態にある(エポキシ樹脂を限度いっぱいまで含んでいる)。当然のことながら、他の種類の繊維、例えばアラミド繊維を標的性能、質量及びコストに応じて、上述の繊維のうちの一方又は他方に代えて使用できる。] 図1 [0026] 各端部品の半径方向外面の環状溝10内に配置されたエラストマーシール11、例えばOリングが端部品3,4とライナ6との間の密封をもたらす。端部品をシールのところでライナに当接させる支承面は、円筒形ではない。この場合、支承面は、タンクの軸線に対して約45°だけ傾けられている。したがって、タンクの内圧は、ライナをシールにクランプする傾向を有することが解る。というのは、内圧が端部品を軸方向外方に押すからである。具体的に説明すると、内圧は、外部大気圧に抗して端部品の中央部分に、更にシール11まで半径方向に作用する。端部品の周辺部分(シールを半径方向に越えた部分)の場合、内圧は、端部品の2つのフェースに作用し、従って、この周辺部分に直接作用する力を生じさせない。] [0027] 端部品の非円筒形部分におけるシールのこの配置の作用効果の1つは、圧力により生じる軸方向力が環状溝10を閉鎖状態に保ち、従って、Oリングが押し出されるのを阻止する傾向があるということにある。この作用効果は、タンクの軸線に対する支承面の傾斜がいったん著しく大きくなると得られる。極端にいえば、90°の傾斜、即ち、端部品がシールの付近で平らにある形態は、この見地からすれば最大の効果を生じさせる。] [0028] 図示の端部品3,4の漏斗の形は、好ましい形状である。というのは、このような漏斗形状により、端部品は、上述したように、複合壁の内側フェイスに直接当接し、この内側フェイスに対し、即ち、ライナに対して優れたシールをもたらすことができるからである。図示のように、端部品の移行ゾーン(即ち、この場合、シールの各側)における端部品の形状は又、好ましくは、端部品及び複合壁の受ける応力を最も良く分散させるよう実質的に半球形である。] [0029] 図示のように、端部品は、好ましくはタンクの円筒形部分まで軸方向に延びている。この結果、端部品の外径は、実質的にタンクの内径に一致している。] [0030] 図示の実施形態の変形例として、ライナは、端部品の金属に結合され又は成形により取り付けられても良く、このことは、シール及び対応の溝を省くことができるということを意味している。このような場合、非金属性の端部品、例えばポリアミドで作られた端部品は、魅力的になる場合もある。] [0031] 好ましくは、第1及び第2の端部品の溝(それぞれ31,41)内に保持されたシェルリング9が、内圧が存在しない場合又は端部品が軸方向ノックの場合にずれるのを阻止するほど圧力が高くない場合、端部品を軸方向定位置に保持する。シェルリング(又はこれらのうちの少なくとも1つ)は又、タンクを車両に取り付けると共に/或いはタンクからの供給を受ける回路に取り付けるために使用できる。] [0032] タンクの長さ及び直径は、特にタンクの使用が予定されている車両中に利用できる空間に応じて様々であって良い。] [0033] 過度に高い温度に達する前に溶融するポリアミド(又は任意他の適合性のある材料)で作られたライナの一利点は、これにより火災の場合に本来備わっている安全性が提供されるということにある。本発明のタンクは、火炎に遭遇しても爆発を引き起こさないで、最後には自発的にガスを放出することになる。] [0034] 図2〜図8は、本発明の製造法の必要不可欠な連続ステップを示している。 図2は、所定の長さに切断され、タンクのライナ6を形成するようになった断面が円形の管を示している。この管は、加圧水素の存在化において不活性であり、しかも複合壁の他の構成成分と両立性のある不透過性材料で作られている。ポリアミド6(PA6)は、この使用に好適である。] 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 [0035] 図3は、次に端部品3,4をどのようにしてポリアミド管の端部内に位置決めするかを示している。好ましくは、端部品の外径は、管の内径、即ち、タンクの内径に実質的に一致している。適宜、Oリング11は、端部品に設けられた対応の環状溝10内に配置される。] 図3 [0036] 図4では、管61,62の端部を端部品に嵌着する形作る。この結果は、特にライナの選択された厚さに応じて、フローターニング(flow turning)冷間又は熱間成形又は任意他の利用可能な方法により達成できる。この用途では、ライナ6と端部品3,4とから成る図4の物体は、「プレフォーム」と呼ばれている。] 図4 [0037] 本発明の好ましい一実施形態によれば、次に、フープ材63を成形されたライナの周りに位置決めし、一方においてその縁部の位置を保証し、他方において次に行う巻回(巻き付け)作業のために端部品とライナとの間における荷重の伝達を促進する。端部品のタイヤの表面をローレット切りすることにより、これらのフーピング(たが掛け)効果が一段と促進される。] [0038] 図5では、タンクプレフォームを巻回機内に配置する。端部品を回転チャック32,42で保持する。次に、構造用層及び該当する場合には保護層、即ちこの場合炭素繊維及びガラス繊維の層を順次巻く。これを行うため、非常に多くの互いに平行な繊維から成るテープ15,15’を巻く。テープを駆動するのはチャックの回転であり、テープは、制御された張力下において供給される。テープに熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹脂を含浸させ、その後テープをプレフォームに巻き付ける。好ましくは、巻回装置を参照して以下に説明するように、テープは、樹脂の1つ又は2つ以上のカスケードを通過することにより含浸される。2本のテープを2つの直径方向反対側の向きから同時に巻く。単一巻回法と比較すると、これにより生産性を倍増させることができ、しかもテープ張力が引き起こす傾向のあるプレフォームの変形が制限される。極めて明らかなこととして、ライナがかなり厚い場合又はテープ張力が非常に小さい場合、テープを1本だけ巻き付けることが好ましい場合がある。これとは対照的に、特にタンクの直径がテープの幅と比較して大きい場合、3つ以上のテープを同時に巻回することを選択することが可能である。] 図5 [0039] 好ましくは、プレフォームの軸線2は、タンクに沿う樹脂の均一の分布を保証するよう巻回中、水平に保たれる。] [0040] ガス圧力、例えば空気圧力が好ましくは、巻回中、プレフォーム内に維持される。これは、第1に、2つの端部品をライナに軸方向に圧接させたままにし、第2に、ライナに張力を及ぼしてテープのクランプ効果を受けた状態でその局所変形を制限すると共にライナが2本のテープの不均等な張力の場合に垂れ下がる程度を制限する作用効果を有する。1〜3バールのオーダの内圧が良好な結果をもたらす。] [0041] さらに、チャック32,42は、好ましくは、ライナが垂れ下がる潜在的恐れを一段と制限するためにライナに軸方向に張力を及ぼすことを目的として軸方向トラクションを端部品に及ぼす。好ましくは、プレフォームに及ぼされるこのトラクションは、設定された強度の力ではなく、それどころかプレフォームに正確且つ再現性のある長さ、即ち、その自由長さよりも数ミリメートル大きい長さ(例えば、長さが1600mmのタンクの場合、2〜4mmの伸び)を与えることを目的としている。] [0042] 内圧及び/又は軸方向トラクションは又、トルクを端部品からライナに(それ故に複合壁に)伝達することができるのを助け、従って、テープ15,15’に張力を生じさせるのを促進する有利な効果を有する。このことは、フープ材63が設けられていない場合、特に有利である場合がある。] [0043] 図6〜図8は、製造の種々の段階にあるタンクの一端部を断面で、しかも図2〜図5の場合よりも大きな尺度で示している。] 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 [0044] 図6では、炭素繊維の構造用層7をライナ6に巻き付けるステップが完了している。] 図6 [0045] 図7は、ガラス繊維の外側保護層8を炭素繊維の層7に巻き付けるステップである次のステップの結果を示している。炭素繊維巻線とガラス繊維巻線との間の移行部は、全く単純にガラス繊維テープを炭素繊維テープに組み付けるだけで作られるのが良い。上述したように、構造用層は、保護層を備えないということが可能である。] 図7 [0046] 繊維テープは、リールの状態で市販されているテープであるのが良い。種々の幅のテープは、繊維の品質が同一である場合、テープ中に存在するフィラメントの本数に従って入手できる。炭素繊維テープは、例えば、線密度が1600テックスの24K(24000フィラメント)テープであるのが良い。その幅は、約5〜6mmである。ガラス繊維テープは、2400テックスの同等なサイズのものであるのが良い。] [0047] 構造用層及び適宜保護層がいったん巻回されると、オプションとしてのステップにおいて、厳密な意味で必要とされる樹脂の量のみを残す目的で、ブラシ掛け、こすり落とし、拭い取り又は任意の利用可能な方法により余剰の液体樹脂を除去するのが良い。このステップの実施中、チャック(32,42)は、引き続きタンクを回転させる。] [0048] 好ましくは、例えばタンクの内圧及び回転運動は、樹脂が十分に重合されてタンクの寸法安定性を保証する時点まで上述したステップの実施後においても維持される。] [0049] 好ましくは、プレフォームの軸線2は、1回又は複数の巻回中且つ樹脂が十分に重合されてタンクの層樹脂の均一な分布を保証するまで水平に保たれる。] [0050] 十分な重合度にいったん達すると、軸方向張力及び適宜内圧を除くのが良く、そしてこのタンクを次に数時間ベーキングして樹脂の重合を完了させるのが良い。] [0051] 図8は、クレセント(三日月形部材)91,92をこの目的のために端部品3のネックに設けられた溝31内に嵌め込むオプションとしてのステップを示している。次にクレセント91,92を互いに且つ/或いは端部品3に接合して(例えばねじを用いて)シェルリング9を形成し、シェルリングの有用性については、図1を参照して上述してある。] 図1 図8 [0052] 図9及び図10は、本発明の方法に従ってテープを巻回したりタンクを重合したり(少なくとも部分的に)する装置の図である。] 図10 図9 [0053] 図9は、装置100の全体構成図である。タンクプレフォーム1は、回転支持体101を用いてその端部品が保持されている。支持体は、プレフォームを水平に保たれているその軸線回りに回転させる手段を有する。好ましくは、この支持体は、巻回中、プレフォームの内部に制御された圧力を維持することができるよう回転シールによってプレフォームの端部品(3)に連結された圧縮空気供給源を有する。] 図9 [0054] この装置は、制御された張力下でテープを供給する供給装置102を有している。好ましくは、張力は、テープのループに作用する釣合い重りの作用を受けてそれ自体公知の仕方で生じ、テープは、釣合い重りを作用状態に保つために調節された仕方でテープリール107から巻き出される。数daN、例えば4daNの張力が適している。] [0055] 図10は、テープ15が供給装置から出てきた状態を特に示す詳細図である。この出口は、テープをプレフォームに巻き付けることができるようテープを案内するアイレット103を有している。アイレット103に達する前に、含浸装置104によりテープに液体樹脂を含浸させる。含浸装置は、ダクト106により液体樹脂が供給される1つ又はこの場合数個のカスケード105を有するのが良く、これらカスケードは、テープがこれらを通過するような仕方で配置されている。カスケードに供給される樹脂の流量は、容量型ポンプ、例えばそれ自体知られているが図示されていない蠕動型ポンプによって制御されるのが良い。カスケードを用いてテープを含浸させることにより、繊維のこすれ又は曲げが回避され、これは、これらの機械的強度に関して有利な作用効果を有する。さらに、装置の保守及びクリーニングが容易である。カスケードから流れる樹脂を制御することができ、場合によっては濾過することができ、その後カスケードに戻す。] 図10 [0056] いったんテープに樹脂を含浸させると、テープは、装置とのこれらの接触箇所としてアイレット103しか備えておらず、それにより装置は保守するのが一段と簡単になる。] [0057] 回転支持体101は、タンクプレフォームの軸線に平行な方向に供給装置102に対して動くことができ、それにより、テープ15を回転支持体101の回転速度、即ち、プレフォームの回転速度に合わせて調整された外方及び戻り運動により次第に巻くことができることが解る。支持体を動かす手段は、例えば、支持体が連携されている歯付きベルトを駆動する歯車モーターユニットを含む。逆に、回転支持体は、静止していても良く、この場合、アイレットは、含浸装置の軸方向運動の有無にかかわらず、軸方向に動くことができるのが良い。] [0058] 好ましくは、第2の供給装置102’が回転支持体101に関して装置の他方の側で第1の供給装置に向いた状態で位置決めされており、それにより第2のテープ15’が第1のテープ15に関して対称に提供される。各供給装置は、その液体樹脂含浸繊維テープを制御された張力下において他方の供給装置とは独立して供給する。上述したように、3本以上のテープを同時に巻回することを想定することが可能であり、この場合、これに対応した数の独立供給装置を提供することが好ましい。]
权利要求:
請求項1 高圧下で流体を貯蔵する全体形状が円筒形であり断面が丸形のタンク(1)であって、その端部の各々にその軸線(2)に沿って設けられた金属製端部品(3,4)と、前記端部品を包囲したライナ(6)と、前記ライナを包囲している熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の構造用層(7)と、を備え、各端部品は、前記ライナに当接した外側支承面を有し、前記支承面は非円筒形部分を有し、前記タンクの内圧は、前記端部品を前記ライナにクランプする傾向を有する、ことを特徴とするタンク。 請求項2 各端部品は、前記端部品(3,4)の前記外面の前記非円筒形部分の環状溝(10)内に配置されたエラストマーシール(11)を更に有し、前記タンクの内圧は、前記端部品を前記ライナ(6)にクランプし、前記シール(11)を圧縮する傾向を有する、請求項1記載のタンク。 請求項3 前記シール(11)は、Oリングである、請求項2記載のタンク。 請求項4 前記構造用層(7)は、炭素繊維の層である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタンク。 請求項5 前記構造用層(7)を包囲したガラス繊維の外側保護層(8)を更に有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタンク。 請求項6 前記構造用層(7)及び該当する場合には前記保護層(8)は、前記ライナに巻き付けられた繊維のテープ(15)から成る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタンク。 請求項7 前記ライナ(6)は、厚さが3mm以下、好ましくは1.5mm未満のポリアミドで作られている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタンク。 請求項8 前記タンクの各端部に関し、前記構造用層(7)の外部に位置していて前記端部品(3,4)に固定されたシェルリング(9)が前記端部品を軸方向定位置に保持する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタンク。 請求項9 前記タンクの各端部に関し、フープ材(63)が前記ライナ(6)の各端部を前記端部品に半径方向にクランプしたままにする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタンク。 請求項10 前記端部品の外径は、前記タンクの内径に実質的に一致している、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタンク。 請求項11 高圧流体を貯蔵する全体形状が円筒形であり断面が丸形のタンク(1)を製造する方法であって、前記タンクは軸線(2)回りにライナ(6)及び構造用層(7)を有し、前記方法は、前記ライナを形成するようになった管内に金属製端部品(3,4)を配置するステップと、前記管の直径を局所的に減少させることにより前記管の端部を前記端部品の外形に合わせて付形するステップと、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の少なくとも1本のテープ(15)を前記ライナに巻き付けて前記タンクの前記構造用層を形成するステップとを連続して有する、ことを特徴とする方法。 請求項12 エラストマーシール(11)を、前記ライナを形成するようになった前記管に向いた状態で前記端部品の前記半径方向外面の環状溝(10)内に配置するステップを更に有する、請求項11記載の方法。 請求項13 前記端部品を覆って形成された前記管の前記端部周りにフープ材(63)を配置するステップを更に有する、請求項11又は12記載の方法。 請求項14 熱硬化性樹脂を含浸させた繊維の第2のテープを前記構造用層(7)に巻き付けて前記タンクの保護外側層(8)を形成するステップを更に有する、請求項11ないし13のいずれか1項に記載の方法。 請求項15 前記繊維の第2のテープは、前記繊維の第1のテープと組み合わされる、請求項14記載の方法。 請求項16 前記テープが巻き付けられている間、前記ライナと、前記端部品とから成るプレフォームの容積部内に内圧が維持される、請求項11ないし15のいずれか1項に記載の方法。 請求項17 前記テープが巻き付けられている間、前記ライナと、前記端部品とから成るプレフォームに軸方向トラクションが加えられた状態に維持される、請求項11ないし16のいずれか1項に記載の方法。 請求項18 2本のテープ(15,15’)は、前記ライナと、前記端部品とから成るプレフォームの前記軸線(2)に関して実質的に対称に同時に巻き付けられる、請求項11ないし17のいずれか1項に記載の方法。 請求項19 巻き付けを実施するために、前記ライナと、前記端部品とから成るプレフォームをその軸線(2)回りに回転させ、前記プレフォームは、前記端部品によって保持され、前記テープは、前記プレフォームの前記軸線に平行に動くことができる可動手段(103)により案内される、請求項11ないし18のいずれか1項に記載の方法。 請求項20 前記プレフォームの前記軸線(2)は、巻き付け中、実質的に水平に保たれる、請求項19記載の方法。 請求項21 繊維のテープを断面が丸形で全体形状が円筒形のプレフォームに巻き付ける装置(100)であって、前記プレフォームの端部を保持することができる回転支持体(101)と、前記回転支持体を前記プレフォーム(2)の前記軸線回りに回転させる手段と、樹脂含浸繊維テープ(15)を供給する供給装置(102)と、前記供給装置を前記プレフォームの前記軸線に平行に動かす手段とを有する、ことを特徴とする装置。 請求項22 前記繊維テープ供給装置は、前記テープに液体樹脂を含浸させる装置(104)を有する、請求項21記載の装置。 請求項23 前記含浸装置(104)は、少なくとも1つの液体カスケード(105)を用い、前記少なくとも1つの液体カスケードは、前記テープがこれを通過するよう配置されている、請求項22記載の装置。 請求項24 前記含浸装置(104)は、数個のカスケード(105)を用い、前記数個のカスケードが、前記テープはこれがカスケードを次々に通過するような仕方で配置されている、請求項23記載の装置。 請求項25 前記テープは、前記テープ(15)を前記プレフォームに巻き付け可能に案内することができるアイレット(103)を経て前記含浸装置(104)から出る、請求項21ないし24のいずれか1項に記載の装置。 請求項26 前記回転支持体(101)は、軸方向張力を前記プレフォームに加えることができる、請求項21ないし25のいずれか1項に記載の装置。 請求項27 前記回転支持体(101)は、ガス圧力を前記プレフォーム内に維持することができる、請求項21ないし27のいずれか1項に記載の装置。 請求項28 繊維テープ(15’)を供給する第2の装置(102’)を更に有する、請求項21ないし27のいずれか1項に記載の装置。 請求項29 前記第2のテープ供給装置(102’)は前記プレフォームの前記軸線(2)に関して前記第1の供給装置(102)と対称に配置されている、請求項28記載の装置。
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